「治療に専念する」胸部食道がんで自宅療養中 川南町・東 高士 町長が辞表を提出 職務代行者に副町長

今月、町議の発言が問題となった川南町政に新たな動きです。
胸部食道がんで自宅療養中の宮崎県川南町の東 高士 町長が「治療に専念する」として、26日朝、辞表を提出しました。

川南町によりますと、26日午前8時50分ごろ、東町長の辞表を河野秀二副町長が代理で、町議会の河野浩一議長に提出しました。

去年4月の町長選挙で初当選した東町長は、今年2月に胸部食道がんを公表。入院後、一時公務に復帰しましたが、今月4日からは自宅療養しています。

辞表の提出は「治療に専念するため」としていて、町は、現時点で、町長のコメントは出す予定はないということです。

(川南町議会 河野浩一議長)
「長く闘病生活が続いていたので、早く回復するといいと思っていんたのですが、なかなか回復しないということで、もう東町長は断念された結果が今日になったんじゃないかなと私は思っております」

東町長をめぐっては、今月、町議会一般質問の中で児玉助壽議員が療養中の東町長に対して「死んでもらいたい」などと発言し、児玉議員への辞職勧告決議案が可決されるなど、議会が混乱していました。

町長の辞表提出について町民は・・・

(町民)
「無理かなとは大変だろうとは思っていました、続けていかれるのは。やっぱり静かに(治療に)専念できないと思いますよね。心配になって、町政のことも」
「今の状態で出てきてもだめでしょうから、やっぱりゆっくり療養してもらったほうがいいかなと思います」

東町長の辞職は来月16日付けで、河野副町長が職務代理者となり、町長選挙は、26日、選挙管理委員会に通知され、27日から50日以内に行われることになります。

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