青森・大鰐町「大規模火災」から1週間 町「必要な情報をひとまとめに」

19日に青森県大鰐町の中心部で発生した大規模な火災から、26日で1週間が経ちました。町の対応について取材しました。

【工藤麻衣記者】
「火災から1週間が経った今もなお、現場周辺では焼けた後のにおいが漂っています」

警察や消防によりますと、19日、大鰐町大鰐の「新宅製材所」から火が出ました。火はおよそ7時間半後に消し止められましたが、火災は多くの建物に延焼しました。

消防によりますと、26日現在26棟で被害が確認され、このうち全焼は16棟に上るということです。この火災によるけが人はいませんでしたが、出火原因の究明には数カ月ほど時間を要するということです。

【工藤麻衣記者】
「この火災を機に、町では被災者に対する各種支援を一つの冊子にまとめたということです」

住宅に損害を受けた、り災者への救助費や、災害・火災によって出たゴミの処分費用などの申請方法が記載されています。

これまで大鰐町では、担当課でそれぞれ案内や説明をしていましたが、町民が一度に情報収集できるよう資料をひとまとめにし、今回被災した家庭などに配布し始めているということです。

町のホームページにも掲載される予定です。

【大鰐町 山田年伸町長】
(Q.支援について)「自らの火災保険であるとか、自己資金で再建していかなければならないものとして認識しておりますが、再建がなかなか難しい方には、相談をいただいた場合には指導をしていきたいと思っております」

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