羽田の国内発着枠、現状維持 コロナ影響、28年に見直し

 国土交通省は26日、羽田空港の国内線発着枠の見直しを今夏は実施せず、4年後の2028年に先延ばしすると明らかにした。航空6社に振り分けている発着枠は、29年3月まで現状維持となる。コロナ禍で通常の運航ができておらず、新たな枠数を決めるのに必要な実績評価が困難と判断した。

 羽田国内線の発着枠は1日当たり465枠で、混雑を避けるために国交省が航空6社に配分している。当初は、19~23年度の5年間に地方空港へどれだけ運航できているかなどを評価し、今夏に各社の新たな発着枠を決める予定だった。

 6社は全日空、日航、スカイマーク、ソラシドエア、AIRDO(エア・ドゥ)、スターフライヤー。

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