県警で似顔絵技能の講習会

警察の捜査のなかで、目撃者などの証言を基に似顔絵を作成する、似顔絵技能員の講習会が開かれました。

この講習会は26日、県警本部で開かれ、似顔絵技能員に指名された県内各地に勤務する警察官およそ30人が参加しました。講習会では、鑑識課に所属する技能指導員が講師を務め、防犯カメラの映像が不鮮明な場合などに備えて、目撃者の記憶が新しいうちに似顔絵を作成する大切さや、実際に似顔絵を用いたことによる逮捕例などが紹介されました。

滋賀県内では昨年度、強盗や傷害・痴漢など51件の事件で57枚の似顔絵が作成され、うち2件で、実際に逮捕につながったということです。参加者らは、写真の模写や聴取方法の実習も行い、犯人の早期逮捕に役立つ技能習得を目指していました。

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