さいたま市PTA協議会で横領容疑 元会長ら逮捕

 さいたま市のPTA協議会の口座から、合わせて485万円を着服したとして、元会長の男ら3人が26日、業務上横領の疑いで逮捕されました。

 警察は、3人がほかにも口座から現金を着服している可能性があるとみて調べています。

 逮捕されたのは、さいたま市PTA協議会・元会長の岡野育広容疑者(59)ら3人です。

 岡野容疑者は、会長を務めていたおととし4月、前の会長だった青羽章仁容疑者(54)とともにPTA協議会の口座から現金100万円を引き出して、着服した疑いが持たれています。

 また、同じ協議会の口座から、知人の中楯裕司容疑者(53)が管理する会社名義の口座に現金385万円を振り込んで、着服した疑いが持たれています。

 警察によりますと、着服した現金はいずれも「防災事業委託費」の名目で引き出され、一部は私的に利用していたということです。

 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、ほかにも同じ「防災事業委託費」の名目で現金が引き出されていることが分かっていて、余罪を調べています。

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