F&M 自己破産申請へ 関連会社も連鎖 負債約2億9400万円 茨城

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帝国データバンク土浦支店は26日、機械メンテナンス業、F&M(茨城県古河市中田新田)と関連会社の機械類販売業、合同会社TMS(同市小堤)が2月末までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債額は計約2億9400万円。

F&Mは2016年設立。産業用の機械や建設用機械のメンテナンスを手がけていた。一時は周辺企業との直接的な取引を新規で受注し業務拡大を図ってきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、工場で利用される産業機械の稼働が低下し、業容は縮小していた。事業の立て直しを図るも回復せず、事業の継続は困難と判断した。合同会社TMSは18年設立。F&Mと相乗効果を狙っていたが連鎖する形となった。

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