暑い夏にぴったり モズクに似ている夏の味覚「クロモ」漁が解禁 秋田・男鹿市

秋田朝日放送

秋田県男鹿市の北浦漁港では26日からクロモ漁が解禁となりました。1時間という限られた時間で海の中からクロモを見つけ出します。

モズクに似ている海藻のクロモは男鹿の夏の味覚で、26日漁が解禁されましたが2024年はクロモの量が少ないといいます。北浦漁港のクロモの漁師は30人ほどいますが26日船で海に出たのは、わずか6人でした。資源確保のため、漁の時間が1日1時間と決まっています。

例年では一度に10キロほどとれるそうですが、2024年は育ったクロモの量が少なく、さらに海も濁っていて視界が悪いことも収穫量の少なさに影響しています。

海でとれたばかりのクロモは黒い色をしていますが真水で洗い熱湯をかけると…鮮やかな緑色に変わりねっとりとした粘り気が出てきます。アツアツのご飯の上にクロモを乗せ、醤油をたらして食べるのがおすすめだといいます。シャキシャキとした歯ごたえとのど越しの良さが暑い夏にぴったりです。他にもみそ汁に入れたり、麺類と一緒に食べたりするのもおすすめだそうです。

2024年のクロモ漁は7月いっぱい続く見込みで、とれたクロモは県内のスーパーなどに並ぶ予定です。

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