北海道電力の株主総会が26日に行われ、株主から原子力事業の廃止などが提案されましたが全て否決されました。
一部の株主らが脱原発などを呼びかける中、札幌で北電の株主総会が開かれ158人の株主が参加しました。北電側は前年度の決算で、過去最高の純損益となる662億100万円の黒字となったことなどを説明しました。
株主)
「今年は一転、電気料金大幅値上げの結果、過去最高の増収額を誇って儲かった儲かったと会社が大喜びの態度は遺憾です」。
総会では原子力事業の廃止やガバナンスの強化など株主から9つの提案が出ましたが全て否決されました。参加した株主は。
株主)
「電力消費者でもある株主としては、不満足な説明でした」、「電気料金下げてほしいという気持ちは皆さんと同じで私もそうですし、でも会社側の説明もあってそれにも一定の理解ができましたので、お互いの意見が聞けたということはいいことだと思います」。
北電の齋藤社長は株主総会後に行われた会見で、株主から声が上がった電気料金や原発について改めて説明しました。
北電・齋藤晋社長)
「原子力泊3号機の運転再開になると火力発電所の燃料費の抑制が出て、財務的に好転すると思っていますので、その時点で料金の値下げというものを考えていきたいと思っております。(それまでは)多様な料金メニューなどでお客様に丁寧に対応させていただきたいと思ってございます」。
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