エアコンの除湿が効かない原因は? パナソニックの情報に「やってみる!」

※写真はイメージ

ジメジメした梅雨の時期。蒸し暑い日はエアコンをつける人も多いでしょう。

しかし、エアコンをつけても湿度が下がらず、「ジメジメ感が解消されない…」ということがあるかもしれません。

そんな時は、大手電機メーカーのパナソニック株式会社(以下、パナソニック)が紹介する対処法を確認してみましょう。

冷房・除湿運転が効かない時の対処法

まずはエアコンが正常に除湿運転しているかを確かめましょう。

除湿運転中のエアコンは、取り込んだ室内の空気をエアコン内部の熱交換器で冷やし、空気中の水分を屋外に排出します。

水滴となった水分は、室外機の近くにあるドレンホースから排出されるので、外に出てチェックしましょう。

※写真はイメージ

エアコンが正常に動いているにも関わらず、ジメジメ感が残る場合は下記の方法を試してみましょう。

『冷房除湿』か『除湿』に設定する

リモコンの表示をチェックして、『冷房』や『快適おまかせ』などの自動運転になっていないかを確認しましょう。

冷房または快適おまかせなどの自動運転をしている場合は、「冷房除湿」または「除湿」に切り替えてください。

「冷房除湿」または「除湿」は、室温が設定温度に達したときに送風を止める運転になり、「湿度戻り」が起きにくくなります。

パナソニックによると、エアコンは室温が設定温度に達すると、室温の下がりすぎを防ぐために『冷房』から『送風状態』に切り替わる場合があるといいます。

送風には、冷房でエアコン内部に結露した水分が含まれるため、湿気を感じることがあるのだとか。これを湿度戻りといいます。

『冷房除湿』か『除湿』に設定することで、湿気戻りを防げるそうです。

設定温度を下げる

除湿運転の設定温度を少し下げるだけでも、ジメジメ感を解消できるかもしれません。

2~3℃下げるだけでも効果を得られる場合もあるので、試してみるとよいでしょう。

室温と設定温度の差が少ないと、冷房機能を十分に働かせることができず、空気中の水分を水滴にして屋外へ排出できなくなります。水分を外へ出すには、設定温度を下げてください。

室温をあまり下げたくない場合は、一旦設定温度を2~3℃下げ、ジメジメ感が気にならなくなったら設定温度を上げてください。

※写真はイメージ

外気を取り込まない

せっかく室内の空気を除湿しても、屋外から湿った空気を取り込んでいては、湿度が上がってしまいます。

外気を取り込まないように窓を閉め、換気扇も止めて除湿運転をするとよいそうです。

換気扇を運転したり窓を開けたりすると、屋外の湿った空気が室内に入り込み湿度が上がることがあります。

空気が入り込まないように換気扇は止め、窓は閉めてください。

部屋の湿度が気になる時は、パナソニックの対処法を参考にして快適に過ごしてくださいね。


[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]


出典

パナソニック株式会社

© 株式会社グレイプ