（ＣＮＮ） 北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）は２６日、次期事務総長にオランダのルッテ首相が就任すると発表した。
唯一の対立候補だったルーマニアのヨハニス大統領は先週、立候補の取り下げを発表していた。
ＮＡＴＯの声明によると、ルッテ氏は１０日１日に、事務総長を１０年間務めてきたストルテンベルグ氏の任期満了を受けて就任する。
ストルテンベルグ氏は２６日、Ｘ（旧ツイッター）への投稿で、後任の任命を心から歓迎すると表明。ルッテ氏を「真の大西洋主義者であり、強いリーダーであり、合意形成に長（た）けた人物」だと評価した。
ＮＡＴＯは自らの安全保障を強化する一方で、ロシアの侵攻に対するウクライナ防衛を支援してきた。ルッテ氏はこれを受け継ぎ、軍備増強を図りつつロシアへの挑発やこれ以上の紛争激化を避けるという、難しいかじ取りを迫られる。
