ロッテ・中森が5回2/3を5安打1失点の好投 先発初勝利の権利得て降板

 力投する中森(撮影・開出牧)

 「ロッテ-楽天」(26日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの先発・中森俊介投手が5回2/3で89球を投げ、5安打1失点、無四球。安定感抜群の投球を披露し、先発初勝利の権利を手にマウンドを降りた。「全体的にまっすぐは決まっていませんでしたが、変化球がいい感じに投げられたので、試合は作れたかなと思います。前回6回投げきることができず、今回こそはとマウンドに上がりましたが、結果的に投げきることができなかったことに関しては悔しいです。球数が増えたことが原因だと思うので、もっとゾーン内で勝負できるようにやっていきたいです」とコメントした。

 初回は三者凡退。2-0の三回には、味方失策が絡みこの日初めて得点圏に走者を置いたが、最後は1死一、二塁から村林を三塁への併殺打に打ち取り無失点とした。

 4-0の五回には、先頭・フランコに左中間二塁打を浴び、1死二塁からは太田に左前打を許し一、三塁。小郷には左犠飛を浴び1失点したが、村林は空振り三振に仕留め、最少失点とした。

 六回は1死から浅村に中前方向に強烈な打球を放たれたが、友杉がジャンピングキャッチで遊ゴロとし、走者を許さず。野手にも助けられ2死を奪ったところで吉井監督から交代が告げられた。

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