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北海道医療大学が北広島市への移転を決めてからおよそ9か月。両者がつながりを強化する動きを見せる一方、大学が去る当別町は、どうまちづくりをしようとしているのでしょうか。
北海道医療大学を運営する東日本学園の鈴木理事長と、北広島市の上野市長は、大学移転に向けて、連携を強化する協定を26日結びました。
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北海道医療大学を運営する東日本学園・鈴木英二理事長
「北広島市と本学の相互の発展にふさわしい事業内容となっております」
一方の当別町は…。
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当別町 後藤正洋町長
「これ以上、慰留することは現実的ではないと判断し、マチとしては次のフェーズに移っていくということが適切な判断だろうと」
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大学側から正式に移転の話があり、町への慰留を断念。キャンパスの跡地について、町は今後も大学側と協議していく方針ですが、地元経済への影響は避けられません。
長沢祐記者
「JR当別駅すぐ近くには、大きな空き地があります。こちらには学生向けのマンションなどが入る10階建ての複合ビルが建てられる予定でしたが、大学の移転に伴い、現在、計画が見直されています」
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当別町内のアパートなどに住む、学生およそ900人がいなくなるため、空いた部屋をどう埋めるかが課題の一つです。
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松岡商事 松岡宏尚社長
「今年、全部屋にエアコンをつけて…去年がすごい暑かったので…」
およそ50ある部屋のうち、35部屋に学生が住んでいるこのマンション。そのすべてが仮に1年間、空室になった場合、およそ1500万円の損失となりますが…
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松岡商事 松岡宏尚社長
「(大学移転が)起こってしまったものはしょうがないと…前を向いて何かやれることを1つずつやっていくしかない」
後藤町長も脱炭素社会づくりの一員として、役割を果たしたいとしています。
当別町 後藤正洋町長
「北海道全体の発展に当別町が貢献していく、そういう町でありたい」
大学の移転まで4年を切った今、新たな街づくりへ官民一体で進む決意です。