2年前の韓国ドラマが今さら非難されている理由…モチーフとなった曲を作詞・作曲した歌手「知らなかった」

ロックバンド「紫雨林」のキム・ユナが自身の曲『二十五、二十一』をモチーフにした同名のドラマに対して、「その歌を利用したドラマが出るということを知らなかった」と明らかにし、波紋が広がっている。

キム・ユナは6月25日、YouTubeチャンネル「STUDIO SUZE」を通じて公開された「朝ご飯食べて行け」に、ゲスト出演して話を交わした。

この日、番組MCのチャン・ソンギュは「姉さんの歌はあまりにも名曲が多いが、『二十五、二十一』がどうやってドラマ化され、どんな連絡を受けて実現したのか」と好奇心を示した。

制作発表会の後に通知された?

これに対してキム・ユナは「それは知ってて聞いているのか」と問い返し、「『二十五、二十一』のことは後で知った。その歌を利用したドラマが出るということを」と慎重に話した。

(画像=STUDIO SUZE)紫雨林のキム・ユナ

チャン・ソンギュが「姉さんに了解を求めずに?」と尋ねると、キム・ユナは「最初に私に聞いてくれれば良かったが、制作発表会をした後にメールを送ってきて、“了解を取らずに申し訳ない”という話をされた」と明かした。「先使用・後通知」という状況を伝え、驚きを与えた。

彼女は「とにかく私は(主演女優の)キム・テリさんが大好きなので。すでに覆水盆に返らずだ」とし、「本来、ドラマに曲が使われると受け取る使用料がある。普通に算定されたものより、少し多めにくれた」と現状を伝えたりもした。

(画像提供=tvN)ドラマ『ニ十五、二十一』

2022年2月12日から4月3日まで放映されたtvNのドラマ『二十五、二十一』は、1998年を背景に、時代によって夢を奪われた若者たちの迷いと成長を描いたロマンスだ。キム・テリとナム・ジュヒョクが切ないロマンスを繰り広げ、最高視聴率11.5%(ニールセンコリア、全国有料世帯基準)を記録し、人気の中で終映した。

特にこのドラマのタイトルは、2013年にリリースされた紫雨林の9thフルアルバム『Goodbye、grief』の収録曲『二十五、二十一』から取ったと知られた。『二十五、二十一』は、キム・ユナが作詞・作曲した曲で、発表以降、数多くのアーティストがカバー映像を上げるなど多くの愛を受けた。

ドラマ『二十五、二十一』では、紫雨林の『二十五、二十一』がBGMとして使われ、音源チャートに浮上したりもした。

(写真提供=OSEN)紫雨林のキム・ユナ

しかし歌のタイトルをそのままドラマのタイトルに借用する過程で、事前に原曲者と協議が行われなかったという事実が後になって知らされ、ドラマ制作陣に向けた批判が殺到している。

すでに当事者間の合意で終わった事案だとしても、同じクリエイターとして著作権を無視する行為をしたことは否定できない。これに対しオンライン上では、「無礼だ」という反応が続いている。

(記事提供=OSEN)

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