高卒５年目左腕の巨人・井上温大投手（２３）が今季３勝目を虎視眈々と狙っている。２６日にジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。先発する２７日のＤｅＮＡ戦（横浜）に向け、ダッシュやキャッチボール、ブルペン投球も行い、精力的に汗を流した。
たっぷりと間隔を空けて中１３日となる登板にも「特に変えたことはない。ずっとやっている練習をその期間も続けてやった感じ」と動じる様子はなし。
５月３０日のソフトバンク戦（東京ドーム）に２番手として登板し４回無失点、５奪三振の好リリーフで今季初勝利をつかむと、そこから先発ローテーション入り。前回登板となった１３日の楽天戦（楽天モバイル）では打線の援護に恵まれず、黒星こそ喫したものの６回途中１失点という堂々の投球を見せた。
リーグ戦再開後初の登板にも「期間が空いてるんで、そこでしっかりいいピッチングができれば（首脳陣に）『いけるな』って思ってもらえるので。しっかり投げられるように頑張りたい」と気合は十分だ。
関東は先週遅めの梅雨入り。横浜スタジアムは屋外球場のため、より一層暑さ対策も必要となる。それでも「昨日とかもなるべく外でピッチングして、暑さに慣れたりしようと。明日になったらもうそこでやるしかない。それまでの準備をしっかりやってきたのでそこは心配ない」と腕をぶす。
「チームも連勝して、いい流れだと思うのでそれに乗っかって自分も投げていけたら」と意気込む若き左腕。暑気を吹き飛ばす追い風をチームに吹かせたい。
