趣味仲間と遠征先で不倫に堕ちました… 推し活にハマった30代妻が「不倫に足を踏み入れたきっかけ」【前編】

ショッピングモールでの出会い

「子どもが小学校高学年になり、だいぶ手がかからなくなったので、時間に余裕ができてきました。そこで私は、何か夢中になれる趣味を探すことにしたんです。
ある日、ショッピングモールに行き、興味の持てるものはないかとお店を巡っていると、賑やかな音楽が聞こえてきました。イベント会場で、若い男性アーティストがライブをしていたんです。覗きに行くと、多くの女性ファンがいました。賑やかで楽しい雰囲気に浸り、しばらく様子を見守っていると、ライブ終わりで握手をする流れになりました」

夫から「不倫だな」と言われ…

「私はいつの間にか握手待ちの列に並んでしまっていて、その流れに任せて進んでいきました。目の前にいる若いアーティストたちは、キラキラ輝いていました。当たり前なんですが、優しい言葉をかけてくれて、嬉しかったですね。
やっぱ直接触れ合ってしまうと、思い入れが強くなります。私はまたそのアーティストに会いたいと思うようになり、ネットで情報収集し、何度かイベントに足を運びました。そんな私の様子を夫が見て、“不倫だな”と冗談ぽく言っていましたね。
そして、再びイベントに足を運んだ際、ある男性に声をかけられたんです」

会場で仲良くなった男性ファン

「会場は女性ファンが多いため、男性の存在は目立ちます。私は何度かその男性の姿を見たことがありました。少しオシャレでシュッとしたイケメン。名前は孝司くん(仮名)と言い、私よりも6歳下の独身男性でした。
孝司くんはいつもひとりで来ていて、同じようにひとりで来ている私が気になっていたようで、声をかけたとのこと。やはり私と同じで、以前にイベントでアーティストを見かけてファンになったそうです。私よりもファン歴が長く、情報をいろいろ持っていることもあって、LINEを交換。以前に撮った画像や動画を送ってくれました。さらに、今度地方でおこなわれるライブがあると教えてくれたのです」

地方ライブに参加したあとに…

「私は、初めて地方ライブに参戦することに。ホテルを予約して、1泊する予定で出かけました。現地で孝司くんと待ち合わせ、ライブ会場へ。旅行の感覚もあり、普段よりもテンションも上がり、ライブでめちゃめちゃ盛り上がりました。
その翌日、だいぶ時間があったので、孝司くんと観光をすることに。孝司くんが借りてくれたレンタカーで、好きなアーティストの音楽をかけながらのドライブ。楽しいに決まっています。私は思わず、“帰りたくないな”と言ってしまいました。その言葉に反応して、孝司くんも、“俺も”と。どちらが誘ったわけでもなく、自然と距離が縮まり、私たちはついに深い関係となってしまったのです…」

“推し活から不倫に走った女性の告白”をご紹介しました。
共通の趣味から親しくなり、不倫関係になるというのは聞かない話ではありません。しかも、地方で二人きりとなれば条件はそろってしまっています。もっと警戒すべきだったのでしょう。

© マガジンハウス