「犬肉食が韓国で禁止、中国人の受け止めは」日本の報道に中国ネット「韓国人客の来訪大歓迎」

観察者網に24日、韓国で今年、犬肉を食べることが禁止された中、「犬肉祭り」で有名な中国・玉林市民の受け止めについて取材した日本のTBSの報道を中国語字幕付きで紹介する投稿があった。写真は玉林市内。

中国ニュースポータルの観察者網に24日、韓国で今年、犬肉を食べることが禁止された中、「犬肉祭り」で有名な中国南部の広西チワン族自治区玉林市の人の受け止めについて取材した日本のTBSの報道を中国語字幕付きで紹介する投稿があった。

TBSの報道によると、中国では古くから「夏至の日に犬の肉を食べると体にいい」と言われていて、玉林市では毎年、夏至の日に「犬肉祭り」が開かれ、多くの人が犬の肉を楽しむ。「犬肉祭り」の1日だけで、1万匹が食べられるという。世界では年間2000万~3000万匹が食べられていて、うち1000万~1500万匹が中国で食べられている。中国は世界一の犬肉消費国だ。

犬肉をめぐっては韓国で1月、販売などを禁止する法律が成立したが、これについて中国の人はどう思っているのか。

TBSの記者が店員や地元の人に、韓国で禁止になったことについてどう思うか尋ねたところ「これは伝統文化なので、中国では禁止になりません。反対しても無駄ですよ」「私たちは韓国人じゃないので関係ないよ」「イスラム教も豚を食べないなど、地域ごとの習慣があるからね。あなたたちが、牛や羊を食べるのと同じだよ。私も犬を飼っているけど、これは食用の犬だから、ペットとは違うよ」などの声が上がった。

一方、動物愛護団体など反対する声もあり、広東省深セン市では3月から犬肉の販売を禁止したという。

TBSの報道を見た中国のネットユーザーからは「どう思うかって?韓国から中国に犬肉を食べに来るなら大歓迎さ」「(韓国人観光客に人気の中国湖南省の観光名所の)張家界に来たついでに玉林にも立ち寄って」「日本人も韓国人と一緒に食べにおいでよ」「そんなことより日本はいつ商業捕鯨を禁止するの?」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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