乗客7人と客室乗務員4人が体調不良…長崎空港発の全日空便で「気圧低下」重大インシデントに

長崎空港を出発し、中部国際空港に向かっていた全日空の航空機内の気圧が異常に低下したとして、国土交通省は26日、重大インシデントに認定しました。

乗客7人と客室乗務員4人が体調不良を訴えたということです。

全日空によりますと、当該機は22日に長崎空港を出発し、中部国際空港に向かったANA372便です。

和歌山県みなべ町の上空で客室内の気圧の低下を示す警報が作動したため、客室内の酸素マスクを手動で展開し、緊急宣言をして降下。

その後、客室内の気圧が安定したため、緊急宣言を解除して通常通り中部国際空港に着陸したということです。

乗客6人が体調不良を訴え、後日、別の1人から耳に違和感があるとの連絡があったほか、客室乗務員4人からも倦怠感などの申告があったということです。

国土交通省は26日付で重大インシデントに認定し、航空事故調査官2人を担当調査官に指名したということです。

全日空は原因を調査中としています。

(26日午後8時現在)

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