ジルーの後釜探すミラン、ローマとのレンタル満了が迫るルカクと会談を予定か

ロメル・ルカク 写真:Getty Images

ミラン(イタリア1部)が、ローマ(同1部)に在籍するベルギー代表FWロメル・ルカク(31)への関心を強めているようだ。

在籍3年間で公式戦通算130試合で48ゴールを記録したフランス代表FWオリビエ・ジルーが契約満了に伴い退団したミランは、ボローニャ(イタリア1部)に在籍するオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーの獲得を画策。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)も目を光らせている同選手に獲得に向けた動きは停滞している。

そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオによれば、新たなストライカーの補強に乗り出しているミランがルカクの獲得に向けて動いており、すでに接触している模様。ベルギー代表FWとの個人合意に向けて、会談を予定しているようだ。

ただ、ルカクにはインテル時代に共闘したアントニオ・コンテ監督が新シーズンから指揮を執るナポリ(イタリア1部)も関心を示しているとのこと。ナポリはナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの去就が不透明となっているが、その買い手が現れないと新たなストライカーの獲得に動くことはできないようだ。

保有権を所持するチェルシー(イングランド1部)では結果を残せなかったルカクは、インテル時代には通算132試合で78ゴールを記録しており、今季もセリエA32試合で13ゴールを記録するなど、イタリアでの実績は十分。ローマとのレンタル期間は今月末までとなっているが、イタリアに残ることを望んでいるようだ。

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