史季の郷が7周年 矢向・江ヶ崎・尻手の歴史を展示 横浜市鶴見区

今は農業をテーマとした展示が

矢向・江ヶ崎・尻手の歴史資料室及び交流室「史季の郷」が6月26日に創立7周年を迎えた。

同館は地域住民が主体となって計画され、展示資料から地域の歴史を学び、多世代が集う交流の場として開設された。これまで、区内の小学校の学びの場としても活用されている。

住民から持ち寄られた昭和30年代ごろの家具や農具などが展示され、ひな人形など季節に応じた企画展も実施。戦時中の記録や、二ヶ領用水の歴史資料の展示会なども行ってきた。

現在は昔の農業をテーマに、田舟や鍬などを展示中。同館スタッフは「新しく移り住んだ方や、この地域を深く知りたい人に一度訪れていただきたい。これからも展示を通じて、歴史を伝えたい」と話している。

入館無料。開館時間は火・木の午前10時から正午、土・日の10時から午後4時まで。

記念講演会を開催

創立7周年を記念した講演会が6月30日に、新鶴見小学校コミュニティハウスで行われる。午前10時から11時30分。

題目は「矢向・江ヶ崎・尻手まちと鉄道-まちの発展への貢献と将来の展望-」。南武線や旧新鶴見操車場の軌跡について、同館理事で鉄道史学会会員の間口健一さんが語る。申込は29日までに鴨志田さん【携帯電話】090・6545・3576、または【FAX】045・581・4591。

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