「最低賃金」物価上昇に見合う引き上げへ 連合秋田が「支援制度の周知と環境整備」を県に要請

秋田県の最低賃金の引き上げを目指し、連合秋田は26日、物価上昇に合わせた上乗せができるような支援の周知と環境整備を求める要請書を秋田県に提出した。

最低賃金の全国平均は、2023年に初めて1000円を超え1004円となった。秋田県の最低賃金も2023年に44円引き上げられ897円となったが、依然として全国平均とは100円以上の開きがある。

こうした中、連合秋田の小川純会長が26日、最低賃金の引き上げに向けた要請書を佐竹知事に手渡した。

物価高騰に合わせ、時給1000円以上を目指すための支援制度を中小企業に知らせること、物価上昇分を価格にスムーズに上乗せできる環境を整備することを求めている。

佐竹知事は「賃金の低さは若者の流出の原因。大幅に上げられるよう協力していきたい」と話した。

連合秋田・小川純会長:
「大手を中心に5%以上の賃上げという数字が出ている。それを超えるような引き上げがなされるよう、私たちも最低賃金審議会に臨んでいきたい」

秋田県の最低賃金を話し合う審議会は7月3日から始まる。

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