マカオ治安警察局が一斉取り締まり実施…違法両替、売春に従事の男女4人摘発

マカオ治安警察局による一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は6月26日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2024」を継続実施する中、同月25日から26日にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには治安警察局のマカオ警務庁、海島警務庁、交通庁、情報庁、特警隊、警察犬チームから83人が参加し、マカオ各所にある複数の賓館(簡易宿泊施設)に対する巡回とマカオ半島の中区及び北区と統合型リゾートが集積するコタイ地区のコタイストリップ一帯で不審者に対する職務質問を強化して臨んだほか、各所での交通検問を実施したとのこと。

 今回の取り締まりにおいて、564人(男341人、女223人)に対する調査を行い、このうち4人について違法・違反が認められたため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。違法・違反の内訳は、「換銭党」と呼ばれる違法両替従事の男が3人、違法売春従事の女が1人。

マカオ治安警察局による一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

 交通検問については車両47台に対する調査を行い、違反は2件(タイヤサイズ不適合、シートベルト無着用)だったという。

 同局では、今後もマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて臨機応変に対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び取り締まりを実施することで、市民と旅客の生命と財産の安全保障、公共の安全と秩序の確保、マカオの良好な治安環境の保護に努めるとした。

 このところ治安警察局、司法警察局が連日市内各所で取り締まりを強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

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