日本維新の会 経緯説明し陳謝 政治資金規正法の対応巡り

日本維新の会の執行部は、政治資金規正法の改正をめぐる国会での対応について、地方議員らに経緯を説明し、陳謝しました。

日本維新の会・馬場伸幸代表:
後ろからバンバンバンバン仲間を撃つということをすれば、すぐにこの日本維新の会という政党はつぶれていきます。

馬場代表が結束を呼びかけて始まった説明会には、国会議員や地方議員など、500人近くがオンライン形式で参加しました。

維新は、前の国会での政治資金規正法の改正をめぐって、衆議院で自民党案に賛成したのに、参議院で反対したことについて、党内から説明を求める声が上がっていました。

FNNは、非公開で行われた説明会の音声データを入手しました。

日本維新の会・藤田幹事長:
(自民党に)裏切られたような形になり、交渉担当者として最後の最後、押し通すことができなかったのは、申し訳ないと思うし、力不足を感じている。

説明会では、大阪府知事の吉村共同代表が「10年先しか公開できないような政策活動費は廃止すべき」と訴え、2025年から支出しないことが決まりました。

日本維新の会・藤田幹事長:
さらに厳しく「透明性」の方にかじを切ろうという、ある種、方針転換かもしれませんけども、ちょうどそういう意見もたくさんあったし、吉村さんからもそういう意見があったので、よろしいんじゃないでしょうかということで。

執行部の辞任を求める声は上がりませんでしたが、参加した地方議員の1人は、「全部納得したとは言えない」と話しています。

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