雪室で熟成させたお酒「飛騨かわい雪中酒」と「雪だるま」の出荷はじまる 岐阜県飛騨市

天然雪とともに箱詰めされた雪中酒=26日午前、飛騨市河合町

  天然雪の雪室の中で熟成させた日本酒「飛騨かわい雪中酒」と「雪だるま」の出荷作業が、26日から飛騨市ではじまりました。

  雪中酒は冬しか味わえない生酒を夏に味わってもらおうと、冬に仕込んだ酒を室温0度程の「雪室」の中で約3カ月寝かせて、毎年夏に出荷しています。

  出荷は、飛騨市河合町稲越の雪室で行われ、販売元の「飛騨ゆい」と地元酒造店、宅配業者ら約30人が作業に当たりました。

  「ぎふチャンラジオ」でお馴染みの飛騨市観光プロモーション大使、永田薫さんも参加しました。

  この日は雪室から760本の4合瓶を取り出し、発泡スチロールの箱に天然雪と桃の小枝とともに詰めていきました。

  また、天然雪を専用の型に詰めて作る高さ35センチの「雪だるま」には、目や鼻を付けて出荷しました。

※株式会社「飛騨ゆい」 中畑広一社長
  「まろやかでフルーティーな味に仕上がっています、注文に限りがございますので、お早めにお願いします。」

  雪中酒は、1本入りが4500円、2本入りが7800円。発送は7月10日と24日にも行われ、合計3500本が発送されます。

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