米国は実際の行動で両国の人文交流促進を 中国外交部

米国は実際の行動で両国の人文交流促進を 中国外交部

中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京6月26日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は26日の記者会見で、米国のバーンズ駐中国大使が米紙の取材に対し、中国が中米両国民の正常な交流を阻止しているなどと発言したことについて、事実に即していないと述べ、米国に実際の行動で両国の人文(人と文化)交流を促進するよう求めた。

 毛報道官は次のように述べた。バーンズ氏の関連の発言は事実に即しておらず、両国首脳がサンフランシスコ会談(2023年11月の中米首脳会談)で合意した共通認識に反し、中米が正しく付き合う道に合致せず、2国間関係の健全で安定した発展にも寄与しない。

 中国は一貫して習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が提起した相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則に基づき中米関係を発展させ、両国の人文交流の促進に力を入れてきた。2024年「鼓嶺の縁」中米青年交流週間が福建省福州市で行われている。これは中米国交樹立以降で最も規模が大きく、形式や内容が最も豊富な青年交流イベントである。

 実際、両国の人文交流を妨害しているのは中国ではなく、米国である。米国は「国家安全保障」を口実に、米国に入国しようとした中国人留学生に正当な理由もなく嫌がらせや取り調べをして中国に送還し、当事者に極めて大きなダメージを与え、深刻な「萎縮効果」を引き起こした。

 中国人民が米国にどのようなイメージを持つかは、米国自身にかかっていると申し上げたい。米国が中国と歩み寄り、実際の行動で両国の人文交流を促進し、中米関係の健全で安定した発展を推進するよう望む。

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