ビリー・レイ・サイラス、ファイアローズからの虐待で訴訟へ

ビリー・レイ・サイラス(62)が別居中の妻ファイアローズ(37)から虐待を受けたとして訴訟を起こした。約7か月の結婚生活後、先月に和解しがたい不和と不適切な夫婦間の行為を理由にファイアローズとの離婚を申請したビリー、24日(月)にテネシー州に提出された新たな裁判書類でファイアローズ(本名ジョアンナ・ローズ・ホッジス)から肉体的、言語的、精神的な虐待を受けていたと主張している。

今回ビリーは自分がファイアローズに向かって暴言を吐いたという疑惑を否定、こう記している。「原告は、2024年5月に被告に対して確かに声を荒げ、苛立ち、怒りを覚えたことは認めますが、実際に虐待を受けたのは原告の方です」「被告によって言葉や精神的に虐待されただけでなく、肉体的にも虐待されたのです」

更に宣誓供述書の中で、ビリーのマネージャー、スコット・アドキンス氏はファイアローズからビリーへの虐待を目撃したとしている。

一方ファイアローズは、今月14日に提出した裁判書類の中で、自分が予防的両乳房切除手術を受ける予定の1日前にビリーが離婚書類を提出したと主張、2020年始めにBRCA1遺伝子変異の保因者と診断され、今年3月に医師から勧められた同手術と乳房の再建における最初の手術予定日が5月24日だったとしている。

ファイアローズの広報はピープル誌に対してビリーの「虚偽の主張」を支持しているのはビリーに雇われた人々のみでその信ぴょう性は疑わしいとし、「BRCA陽性の女性が予防手術を受けるという決断」に疑問を呈するビリーの厚かましさは、ファイアローズへの「残酷な操作」と非難した。

家から追い出し離婚申請をするとビリーに脅されたとするファイアローズ、その間継続的な暴言も受けていたそうで、裁判書類の中で、「感情的、心理的な牢獄に閉じ込められていた」と話し、乳房の切除手術を受ける1日前の5月23日に離婚届と共に「待ち伏せされた」としている。

そんな中、ビリーはファイアローズがBRCA1遺伝子変異の保因者、すなわち乳がんになる可能性が高いことを4年前から知っていたものの、結婚するまで知らされなかったと主張している。

また今月13日にビリーは、ファイアローズがビリーの個人用及びビジネス用のクレジットカードと口座へのアクセスすることを禁じる緊急の一時的な差し止め命令を求める書類を提出、破局後にファイアローズによって自身の収入から10万ドル(約1600万円)近くを無許可で使用されたと訴えた。

この訴えにファイアローズは「緊急事態は皆無」として、ビリーのクレジットカードに過去2年間自分はアクセスできていたとしている。

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