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6月26日(現地時間25日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツによるトレードで、ミケル・ブリッジズのニックス移籍が報道された。
ブリッジズは、ニックスのジョシュ・ハート、ジェイレン・ブランソン、ドンテ・ディビンチェンゾとともにビラノバ大学出身。2016年と2018年の2度NCAAトーナメント優勝も達成しており、ブリッジスの移籍後は“ビラノバ・カルテット”によるチーム・ケミストリーが期待されるだろう。
ハートとブランソンによるポッドキャスト番組『The Roomemates Show』にディビンチェンゾやブリッジズがゲスト出演するなど、4人は大学時代のチームメートとして現在でも仲が良い様子。ハートのSNS投稿によれば、移籍報道のあった26日には早速4人でビデオ通話を行っていたようで、ファンの注目を集めた。
さらに話題を呼んでいるのが、ハートとブリッジズによる過去のSNSでのやり取りである。移籍報道が出る前の6月11日、ハートがスーツ姿でテレビ出演した写真を自身のインスタグラムにアップし、「今の仕事を辞めるかも知れない」と投稿。それほどスーツ姿が気に入っている、という趣旨のコメントと思われるが、この投稿に対しブリッジズが次のように反応した。
「ネッツに来る?」
ハートの投稿を「ニックスの選手を辞めるかも」と解釈してネッツに勧誘するというジョークだったが、このブリッジズのコメントに対するハートのリプライが注目されている。
「お前、大丈夫か?もし人質としてとらわれの身になっているんだったら、まばたきで合図してくれ。俺たちが助けてやるよ」
ブリッジズによる勧誘を、助けを求める声と受け止めてブラックジョークで返したハート。昨シーズン、カンファレンス準決勝まで駒を進めたニックスに対し、プレーオフ進出を果たせなかったネッツの戦績を比較するとそのブラックユーモアが際立つが、ここに来てハートのコメントが現実のものとなったようだ。
ビラノバ大の同窓生が4人揃ったニックスは、NCAAで達成した全米制覇をNBAでも成し遂げることができるか。来シーズンの活躍に期待が高まる。