嘘つきのママ友「中学受験の第一志望の願書出すの忘れた」→そもそも合格圏に達してない、受けようとすらしていなかった

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話がコロコロ変わり誤魔化してばかりの人とは付き合いきれない。愛知県の40代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収250万円)は、6年間の付き合いがあったママ友と絶縁したことを明かす。今から4年半前のことだ。

「娘の友達のママ友です。かねてからドタキャンや話が二転三転することもあり、ん?と思うことはありましたが……」

女性がそのママ友に不満を感じ始めたのは、小学生の子どもたちと一緒に行った卒業旅行がきっかけだった。(文:福岡ちはや)

ママ友の子どもは「計画そのものを知らなかった」「私も行きたかった」

子どもたちにとって卒業旅行は、のちのち残る思い出になる大事なイベントだ。女性は念入りに下調べや情報交換を行い、万全を期して当日を迎えた。しかし、いざ現地につくとママ友が

「うちの子少食だから。さっきスナックを食べて、もう夕食は一緒に行けない」
「アスレチックも(子どもが)怖がるから止めようかと思って」

とドタキャンばかりしてきたという。しかも、まるで子どもが夕食やアスレチックを拒否したかのような口ぶりだが、実際にはママ友の独断だったようで、

「翌日娘が子ども本人に聞くと、『計画そのものを知らなかった』とか『私も行きたかった』とか、そんなことばかり」

と女性は呆れかえった。また、宿泊先として「我が家名義のタイムシェア(編注:別荘などの所有権を1週間単位で購入できるシステム)」の物件を用意していたが、ママ友は「帰るまでお礼の一言もなし」だった。それどころか、

「エキストラベッドを搬入しましたが、代金を請求されたとき『私が払っておくね』と上から言われました」

と憤る。ママ友一家は女性のおかげで宿泊代が浮いたにもかかわらずだ。こうした言動の数々により、卒業旅行は険悪な雰囲気になってしまったという。

「上の子に至っては『なんで嘘をつかれるの?』と激怒」

しかし、絶縁に至った決定的な出来事は他にあった。ママ友はずっと保護猫活動をしており、女性に「いつか興味が出たら飼わない?」と声をかけていたという。ところが、いざ「保護猫をお世話したい」とお願いすると、手のひらを返してきたのだ。

「『ペットは飼ったら一生よ。大丈夫?』とか『今あまりいなくて』とか、急に否定的なことばかり言われ、見に行きたいという提案すら却下されました。子どもたちはもう楽しみにしていたので、まさかの展開にあんぐり。上の子に至っては『なんで嘘をつかれるの?』と激怒」

ちなみに女性は犬を飼った経験があり、そのことはママ友も知っていたという。不信感でいっぱいになった女性はママ友と完全に縁を切り、別の団体から保護猫を譲り受け、「今では3匹の猫飼いです」と語る。

その後もママ友が嘘をつくのは相変わらずだったようで、こんな事もあった。

「そこのお子さんが『ママの不注意で第一希望の中学受験の願書を出し忘れてしまい受けられず、他校を受けることになった』と嘆いていたことがありました。(中略)あとから聞いた話では、合格圏内に到達していないことを理由に学校から受験先を変えるよう打診されていたそうで、そもそも受けていないとのこと」

女性は「6年間、数々の嘘に振り回され、見抜けなかった自分にも情けなさを感じますが、『あのとき縁を切ってよかった』と本当に思ってしまう相手です」と振り返っていた。

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