与田祐希「量産型リコ」第3弾「最後にふさわしい」癒し約束 母役・浅香唯は立派な“娘たち”に涙

リコ専用ザクを手に最後の「量産型リコ」への思いを語る与田祐希

乃木坂46与田祐希が25日、都内で行われた木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(テレビ東京系6月27日スタート・毎週木曜深夜24時30分~)の記者会見に出席し、シリーズへの思いを語った。この日は共演者の市川由衣佐月絵美矢柴俊博浅香唯森下能幸石田悠佳LINKL PLANET)、田中要次も出席した。

「量産型リコ」は、与田演じる主人公・小向璃子(リコ)とその仲間たちが、プラモデルを通じてほんの少し成長する姿を描いたホビーヒューマンドラマ。シーズン毎に、違う世界を生きる“もう1人のリコ”の物語が描かれ、前作のキャストが同姓同名の全く異なる役柄で出演。シリーズ3作目にして最終章となる今回は、“家族”をテーマに、実家に帰ってきたリコとその家族のひと夏を描く。

共演者たちとスクラムを組んで登場した与田は、本作について「いつも素敵な出会いに恵まれる作品。今回は家族がテーマということで、それが楽しみだったんですけど、ご覧の通り、素敵な家族と出会えました」と笑顔。「みんなと家族になれて、3作やってこれてよかったなと思いました。タイトルに『最後の』とある通り、これが最後なのかなっていう気持ちで挑ませてもらったんですけど、最後にふさわしい作品になったかなと思います」と感想を述べる。

現場では自ら作ったクッキーを差し入れていたといい、「みなさん糖分がほしいかなって。夜な夜なクッキーを作って持っていったんです。でも不安だったので、最初は家族(劇中のメンバー)に食べてもらって、それからスタッフさんに持って行ったんです。『美味しい、美味しい』って食べてくれたのが嬉しかったです」という与田。撮影終了後はキャストたちとの別れを惜しみ「クランクアップが寂しすぎて、先の予定を立てています。みんなで焼肉に行く約束をしました。秋はテーマパークとかに行こうって話しています」と明かした。

会見では、母親役でシリーズに初参加した浅香が、娘たちを演じたキャスト陣のしっかりとしたあいさつや作品に対する思いを聞いて涙を見せる一幕も。浅香は「撮影が終わった時はピンと来てなかったんです。でもお家に帰ってお風呂に入っている時に、この家族での撮影はもう終わっちゃったんだって、すごく悲しくなったんです。私は3作目からの参加で、途中から入りにくいと思っていたら、みんなウェルカムな雰囲気で、初日に壁がぶち破れました。大変居心地のいい現場でした。与田さんも笑顔で迎え入れてくれて」としみじみ。

撮影後も家族の絆は永遠! 市川由衣、与田祐希、佐月絵美、浅香唯、矢柴俊博、田中要次、石田悠佳、森下能幸

浅香は与田との「新旧アイドル親子」共演を楽しみにしていたといい、「なかなかユニークなキャスティングだと思っていたんです。でも、全然アイドルという感じのドラマじゃなく、与田さんのお芝居を見ていて素敵だなって思っていました。幸せでした」と与田の演技も絶賛。「褒めてもらえて嬉しい」と本人を感激させていた。

与田は最後に「このメンバーでシーズン3を迎えられて幸せだったなと思います。この家族の温かさや、愛だとか、動物も出てきて癒し要素しかないドラマになっていると思います」と述べ、「木曜の夜にみなさんを癒せるドラマになったらいいなと思います」と本作に期待を込めていた。

また、この日の会見冒頭では、本作のエンディングテーマがアイドルグループ LINKLE PLANET の「ソライロ」に決定したことが明かされ、LINKL PLANETが主題歌を生披露。さらに本作の放送を記念して、ガンプラ「MG1 / 100 量産型リコ専用ザク」の発売(6月28日正午予約受付開始、8月に THE GUNDAM BASE 各店で販売予定)も発表された。同商品は与田がリコ名義でデザイン監修も担当しており、劇中でリコの着ている甚平を生かしたデザインが採用されたほか、ザクのシールドやバックパックには劇中に登場する与田直筆のイラストマーキングシールを貼ることができるようになっている。(取材・文:名鹿祥史)

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