イランへのガス供給で覚書 ロシア政府系企業

 【モスクワ共同】ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムは26日、同社のミレル社長が国営イランガス公社(NIGC)と、ロシア産ガスのパイプライン経由のイラン向け供給に関する戦略的覚書に署名したと発表した。2022年に開始したウクライナ侵攻に伴い欧州向けの天然ガス輸出が急減する中、新たな輸出先を確保する狙いとみられる。

 ロシアのプーチン大統領は26日、イランのモフベル大統領代行と電話会談し、エネルギーやインフラ分野での協力について協議した。ロシア大統領府が発表した。

 ミレル氏はイランを訪問し、同国のオジ石油相とも会談。エネルギー分野での協力について協議したという。

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