韓国の出生数が1年7カ月ぶりに増加に転じる=韓国ネット「うれしいニュース」「どうせまた減少する」

2024年6月26日、韓国・YTNは「4月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)が1年7カ月ぶりに前年同月より増加した」と伝えた。

記事によると、韓国の統計庁は、4月の出生数が1万9049人で前年同月比2.8%(521人)増加したと発表した。韓国の出生数が前年同月比で増加するのは、22年9月以来1年7カ月ぶりのこと。

過去最小記録を更新し続けていた出生数が増加に転じたのは、昨年4月の出生数が12.5%も減少していたことによる反動と、コロナ禍で先延ばしとなっていた婚姻が22年8月から増加した影響とみられている。

ただ、記事は「出生数が増加しても、依然として人口の自然減少は続いている」とし、「出生数の増加幅より死亡数の増加幅がより大きかったため」「人口の高齢化現象により、全体の人口は19年11月から54カ月連続で減少している」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「うれしいニュース」「よかった。やっと底を打ったようだ」「このまま増加が続きますように」と喜ぶ声が上がっている。

一方で「少なくとも3年は様子を見てから発表してほしい。私の周りは男性も女性も結婚せず犬を飼っている人ばかりだよ」「たった数百人の増加で浮かれてはならない。どうせまた減少に転じる」と指摘する声や、「政府は出生数の増加を最優先課題として扱うべき。人口消滅は国の消滅だ」「政府は肝に銘じてほしい。子どもを産まないから国が滅びるのではなく、国が滅びつつあるから子どもを産まないんだよ」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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