松岡茉優 7月期ドラマ『ギークス』で共演の田中みな実&滝沢カレンと3人で食事へ!「みな実さんがすぐ気づかれました(笑)」

松岡茉優さん、田中みな実さん、滝沢カレンさんが新木10ドラマ『ギークス~警察署の変人たち~』の取材会に出席。撮影の裏話を語りました。

木曜劇場『ギークス-警察署の変人たち-』は、頭は切れるのに人間関係に難アリな警察署勤務の女ギークたちが、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまう、新感覚の“井戸端謎解きエンターテインメント”。

3人の“ギーク”を演じる松岡茉優さん、田中みな実さん、滝沢カレンさんが取材会に出席。お互いの印象、撮影を通して知ったお互いの魅力などを明かしました。

松岡茉優 イメージとギャップ 松岡茉優 イメージとギャップ?田中みな実&滝沢カレンもメロメロに

──撮影に入る前のお互いの印象と、撮影に入ってから新たに知った魅力を教えてください。まず松岡さんについていかがですか?

田中:松岡さんは、長年お芝居の仕事をされていて、とにかくストイックな方なんだろうなと思って構えていました。

でも、初日から「なんて呼び合いますか?」「私は『まゆちん』って呼ばれたいです」って満面の笑みで提案してくれて(笑)。本当にかわいらしいんです。

松岡:うれしい。

田中:子どもみたいなんだよね。

一方でしっかり者な一面もあって、「先々オフショットが足りなくなるだろうから、たくさん写真を撮っておこう」とか、私たちがお芝居しやすいように環境を整えてくれたりとか。

隅々まで現場が見えている方だなとほれぼれします。

滝沢:この現場は、本当に温かい人しか集まってないんです。

私みたいなテレビのバラエティとかモデルとかしてる人がこういう演劇界に入って、変に思われたらどうしようって不安に思っていました。

松岡:そうだったんだ。

滝沢:ただただ勝手にヒヤヒヤしてたんですけども、最初の日の挨拶から深々と、すごく優しく接してくれて、次の日からもずーっと優しくて。私がちょっと悩みを言うと「こういうのでよく眠れるよ」って、寝汗に効くスプレーみたいなのを紹介してくれてね。

田中:はははは(笑)。

滝沢:いい匂いがするスプレーを丸ごとくれたんですよ。夜の寝る時間ってお仕事と関係ないじゃないですか。そこまで一緒になって考えてくれて。

田中:お芝居のことも教えてくれたね。

滝沢:そうそう。酔っ払うシーンを「どうやってやったらいいですか」って質問したら、「酔っ払いは自分で酔っ払いって思わないから、酔っ払ってない演技をすればいいんだよ」って。そんなこと自分で何時間考えても出てこないです。

そのあとも「もっかいやろ?」とか「やりにくくない?」とか「私、こうした方がいい?」とか全部言ってくれるんですよ。こんな女優さんいるんだと思って、女優界がみんな好きになりました(笑)。

松岡:思わぬところで貢献してしまいました(笑)。

田中みな実の魅力は? 田中みな実は“チャーミング”“人間力がすごい”

──田中さんについてはいかがですか?

松岡:田中みな実さんがすすめるグッズは5~6年前からチェックしていました。もしみな実さんにお会いすることがあったら、「これ使ってます」と言おうと思っていたアイテムは1個や2個じゃないです。

田中:ありがとうございます(笑)。

松岡:今回ご一緒させていただいて「これ使ってます」って伝えたら、新たなおすすめアイテムを丁寧に教えてくださって。

田中:はははは(笑)。

松岡:みな実さんは、常に前に進んでいるんだなっていう感じがありました。

とてもチャーミングで、“田中みな実”っていう美しい陶器の中に、すごくかわいらしい無垢な少女がいるような方だと感じています。

田中:(この)3人でご飯に行ったりするくらい、プライベートでも仲良くさせていただいています。この間も一緒に電車に乗ってご飯に行ったよね。

松岡:はい。みな実さんがすぐ声をかけられていました(笑)。

滝沢:結局ね(笑)。

田中:いろんな変装をしている人の集まりが違和感たっぷりだったのよ。

──滝沢さんから見た、田中さんの魅力は?

滝沢:私、超秘密主義で何も言わない人だから、みな実さんと初めて『グータンヌーボ』で会ったときはずっと壁を作っちゃってたんですよ。

田中:そういう番組じゃないんだけどね(笑)。

松岡:むしろ(心を)開ける番組のイメージ。

滝沢:でも、今回会ってから勝手に壁がなくなってるというか、それはたぶんみな実さんが何度も話しかけてくれるからだと思うんですけど、それがすごく心地いいなって思ったんです。

今では本当のお姉さんみたいな感じで、みな実さんが言うことは「ああ、そうなんだ」って思うし。

松岡:すごいね(笑)。

田中:大丈夫?それ(笑)。

滝沢:かわいいとか綺麗とか、皆さんが知ってることだと思うんですけど、私はそこがみな実さんのいいところじゃないって思うくらい、まず面白いんですよ、人間として。

人間力がすごいの。私は芸能界にいるみな実さんじゃなくて、人間としてのみな実さんがすごい好きになっています。

田中:ありがとう。

滝沢カレンは“クセになる人” 滝沢カレンは“嘘がない”“クセになる人”

──滝沢さんの印象や魅力はいかがですか?

松岡:滝沢さんは、バラエティでチラッとお目にかかったことはあったんですけど、今回ご一緒させていただいて、嘘がなくて素直な方だと感じています。

監督の言葉や私たちがアドリブで出したものとかをまっすぐに受け止めて投げ返してくださいます。お芝居倍をしていて、とても新鮮で楽しいです。

滝沢:ありがと♡

田中:カレンちゃんは、『グータンヌーボ』でご一緒していたんですけど、久しぶりに会って一層魅力的になられたというか、たぶんバラエティのときって、収録でパッと集まって終わったらすぐ帰るバラエティならではの距離感だったんだけど、お芝居の現場って空き時間もずっと一緒にいるので、会えば会うほど好きになりますね。

滝沢:わぁ、うれしい!

田中:なんていうか、クセになる人ですね(笑)。

松岡:分かります。

田中:監督に「監督さ~ん。ちょっと質問あるんですけど~」って言いに行く感じとか、本当にかわいらしくって。まゆちんも言っていたけど、とことん嘘がない人だよね。

3人の芝居で心がけていること 見どころの一つは掛け合い!3人が心がけていることは?

──ご自身が演じる役柄をどんな人物だと捉えて、どういうことを心がけて演じていますか?また、3人で演じるシーンで心がけていることはありますか?

松岡:私が演じる西条唯は、サボりたいとかだらしがないとかではなくて、定時に帰るために決められた時間内で誰よりもしっかり働くキビキビした人ではあるんですけど、趣味のジグソーパズルやカエルであふれている自分の家ではホッとしている。

その姿を私は大切に思っていて、その人間味というか、仕事と家の顔は別だよねっていう様子を観察してもらえたらうれしいです。

3人のシーンは、初日から3日くらいずっと3人での会話が続くところを撮影していて、合間でたくさんお話をさせていただいて。おかげで3人のペースを初日につかめたことがうれしかったです。

むしろ3人のシーンがなくて会えない日が続くと寂しいくらいです。

田中:私が演じる吉良ます美は、ほかの2人よりもちょっとお姉さんで、その分、2人よりは人生経験が豊富で、ある程度の常識も持ち合わせています。

コミュニケーション能力に長けているけれど、どこか本音が見えない吉良の役どころは自身に通ずるところがありそうです。

役の中では3人とも互いのプライベートにそれほど関心がなく、それぞれが好きなこと、もの、人、時間を大切にしています。誰かの恋愛話を酒の肴程度に突っついてはいるけれど、実際それほど気になっているわけでもなく、全員やじるしが自分の関心事に向いている様が実に清々しいんです。

いわゆる世間一般でいうところの女子会とはかけ離れた、“ありそうでない女子会”も、見どころの一つかもしれません。

松岡:干渉しないのがいいですよね。

田中:そうね。私たち3人のリアルな関係性にも通ずるところがあるのかなと感じます。たぶん、お互い干渉しないよね。けど、思いあってはいるというか。

松岡:話してくれれば聞くけど、話さないならいいかなぁっていう。

田中:そうね。

松岡:お互いに家族構成とか知らないですよね。

田中:たしかに(笑)。

滝沢:私が演じている基山伊織は本当にびっくりするくらいしっかり者で、なぜかというと、兄弟たちを自分の仕事で食べさせているからなんですけど、3人の中でも基山はいちばん素直かなって思うんです。

松岡:私もそう思います。

滝沢:でも素直って、いいこともあるけど悪いときもあるじゃないですか。頭に浮かんだことをすぐ言葉にしちゃったり。台本には書いてないけど、きっと彼女の言葉で人を傷つけたこともあるんだろうなって思ったんです。

あと、基山はけっこう壁を作るんですよ。西条さんと吉良さんには作ってないんですけど、いきなり来た男とかに…。

松岡・田中:いきなり来た男(笑)。

滝沢:男性警察官とかが来て2人になったときは、基山は絶対しゃべらない。だけど、吉良さんがトイレから戻って来たら安心する。なんかそういうところもすごく共感できるので、より基山を愛せる気がしますね。

3人のなかで基山はいちばん年下なので、けっこう2人の意見を受けとめるというか、ちゃんと意見を取り入れるのはこの2人だけなのかなって思ってます。

田中:西条さんはしっかり者だけど、興味のあるものに対してはグッと入り込むタイプなので、本当に周りが見えてない。あと、人との距離感に厳しいから、踏み込まれたときのリアクションの一つひとつがとてもかわいい。

滝沢:なんか、いい意味で動物っぽいんですよ。本能そのままみたいな。周りの人を考えることももちろんできるんですけど、その前に起きてることにまっすぐ突き進む感じととか。

それが正義感のときもあれば正義感じゃない日もあるんですけど、そこがすごく強い。自分を守る力がいちばん強いのが西条さんかなと私は思います。

──田中さん演じる吉良役が色っぽすぎるという話がありますが。

松岡:それはご本人の魅力がありすぎるからですよ。本読みのときに、恋しちゃうかもと思いました。

滝沢:なんていうんだろう…話しやすい色気っていうか。

松岡:そうそうそう。健康的だよね。

滝沢:そう。美人なのにしゃべりやすいっていう。

松岡:だから好きになっちゃうんだよね。でもサバサバっていう言葉とはちょっと違って…。

田中:確かにサバサバではないのよね。

滝沢:女に見えて女じゃない。

松岡:そうかもね。3人の中で一番そうかも。

田中:実は(吉良は)いちばん男性に興味がないんです。イケメン店員に「あなたのおすすめはなぁに?」って絡んでいったりするけど、実際のところ興味がない。その理由もドラマをご覧いただければ、後々分かってきます!

松岡:興味がないからできるんだよね、そういうことが。

滝沢:確かに。

田中:監督に「色っぽさから離れるために、おばちゃんっぽく」とご提案いただき、試行錯誤してみましたが、35歳ってそんなにおばちゃんでもないんだよなという考えにいたって。

2人よりも年上感は出したいけど、色気は出したくない。私なりの落としどころをみつけたつもりなので、ぜひ、本編でご確認ください!

主人公たちの省エネ感に共感? 主人公の“省エネ感”は松岡茉優、田中みな実、滝沢カレンに通じる部分が?

──省エネ3人組という設定ですが、皆さんは省エネというとどんなことを思いますか?

田中:私は、人間関係をすごく削ぎ落として生きてる自覚があります。人付き合いは、楽しいことがある一方で、煩わしいこともつきもの…。

なので、プライベートはシンプルに生きてます。友だちは決して多くないけど、自分が心地よく生きられているので(ドラマには)共感します。

──持ってるものも少なめというか、ミニマムですか?

田中:物は少なくないけど、きちんと収納されています。一つお迎えしたら一つ手放すのがマイルール。スカートを1着買ったら、1着手放すみたいな。

松岡・滝沢:へー!

田中:そうやって物を増やさないようにしているので、家は常に整頓されています。

松岡:みな実さんのお家に、ちょっと寄らせていただいたことがあるんですけど、びっくりするくらい綺麗でした。

西条さんたちの省エネは、例えるなら“使わない電気を消しましょうね”の省エネではなくて、少ないエネルギーで(効率的に)長く走るということを目指している3人だと思うんですけれど、そこはわりと私たち3人とも共通しているのかなと思います。

田中:省エネというか、合理的?

松岡:ややこしいこと嫌いよね。

田中:せっかちじゃない?私たち3人とも。

松岡:せっかち!

田中:すぐ着替えようとして、廊下から衣装を脱ぎ始めたり(笑)。

松岡:一緒一緒。だから3人一緒に着替えてるよね(笑)。

滝沢:私は本当に、友だちが友だちを連れてきたりしたら一切しゃべらなくなって(笑)、省エネというか、私が何かをしゃべったらこの人はどこかでそれを言っちゃうんじゃないかとか、最悪なことをイメージしちゃってしゃべらなくなるんです。

(こういう性格を)治したいんですけど(笑)。

松岡:治さなくていいよ。

滝沢:いいよね、このままでね。

田中:あはははは!

© 株式会社フジテレビジョン