労働災害の頻度表す「度数率」が2年ぶり上昇

事業所規模100人以上の労働災害の発生頻度を表す度数率が前年比0.08ポイント増の2.14と2年ぶりに上昇に転じたことがこのほど、厚生労働省発表の2023年の労働災害動向調査でわかった。


無災害事業所率も同2.5ポイント減の52.4%と、4年連続で悪化。一方、災害の重さを表す強度率が同水準の0.09、死傷者1人平均労働損失日数が同4.3日減の40.0日に改善し、重篤に至らない災害が増えている可能性を示した。

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