浦和ショルツ、カタール移籍へ「来週現地入り」磐田戦がラストマッチか

アレクサンダー・ショルツ 写真:Getty Images

浦和レッズ所属の元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツは、今月26日に行われた明治安田J1リーグ第20節の名古屋グランパス戦でベンチ外。カタール1部アル・ワクラSC移籍の可能性が報じられているが、数日以内にカタールへ向かう模様。元日本代表DF酒井宏樹、MF岩尾憲とともに、シーズン途中での浦和退団がほぼ確実だという。

2021年夏にデンマーク1部FCミッティランから浦和へ完全移籍したショルツ。DFマリウス・ホイブラーテンとのセンターバックコンビを結成し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルをもたらすと、今季も副キャプテンとしてチームをけん引。しかし、今月下旬にカタール移籍の可能性が報じられると、カタールメディア『Akooora』も24日に「アル・ワクラSCはショルツと契約間近だ」とリポート。名古屋戦でメンバー外だっただけに、同選手の退団を覚悟する声も挙がっている。

そんな中、中東サッカーに詳しいアブドゥルアジズ・ビン・オマル記者は26日に「ショルツは、メディカルチェック、アル・ワクラSCとの正式契約のため、来週にドーハへ到着する予定だ」とリポート。同選手にとって、今月30日のJ1第21節ジュビロ磐田戦が浦和サポーターに挨拶するラストチャンスだ。

アル・ワクラSCは、2023/24シーズンのカタール1部リーグを4位で終えたほか、国内カップ戦で優勝。過去に浦和移籍が噂された元オーストラリア代表DFトレント・セインズベリーが、センターバックの主力選手としてチームを支えていたが、今月7日に退団が正式決定。セインズベリーの後釜としてショルツを獲得するとみられる。

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