「ファミマル ルイボスティー」が拡大 前期販売実績1.3倍 ノンカフェインと健康志向への対応に上乗せする3つの好調要因とは?

ファミリーマートが2021年5月25日に発売開始したルイボスティー飲料「ファミマル ルイボスティー」が好調に推移している。

600mlと950mlを合わせた前期(23年3月~24年2月)店当たりの販売金額は1.3倍。主要購買層は20代から50代女性。「お子様やノンカフェインを好まれる男性のお客様にも好評」(ファミリーマート)という。

好調要因については、ノンカフェイン設計と健康志向への対応に加えて、以下の3つを挙げる。

――苦味やクセ、雑味が少なく飲みやすい味わい
――ナチュラルでやさしい世界観のデザイン
――Afternoon Tea監修

飲みやすい味わいは、南アフリカの日本専用ラインでつくられたこだわりの茶葉を使用して実現。デザインは「日常で手に取るドリンクの中でも視覚的に“癒し”のシーンをご提供したい」との思いを込めた。

Afternoon Tea監修については「40年以上にわたり日本のティーカルチャーをリードしているAfternoon Tea TEAROOMの商品開発者様に監修をお願いしており、本格的でありながらペットボトル飲料でも飲みやすい味わいとなっている」と胸を張る。

「ライチ香るルイボスティー」600ml

Afternoon Tea TEAROOMで季節にあわせて様々なアレンジティーなどを提案している点にも着目し「紅茶と組み合わせると良いフレーバーなどのアイデアも豊富」と評する。

このようなアイデアと「ルイボスティーをもっと多くの方に楽しんでいただきたい」との思いから、人気の高いフルーツフレーバーとかけ合わせた商品も発売している。

23年5月に「ピーチ香るルイボスティー」、24年1月に「ミックベリー香るルイボスティー」をそれぞれ期間限定で発売した。

これらの手応えは上々。

「ふんわりとフルーツが香ることで“無糖なのに甘い香りでおいしい”と大変ご好評をいただいている。 ルイボスが苦手な方からも“これなら飲める”といったお声も頂戴している。 無糖茶の健康的なイメージに、フルーツのフレーバーをかけ合わせることで、新しいルイボスティーの楽しみ方をご提供できていることを実感している」という。

最近では「ファミマルのAfternoon Tea監修シリーズ」として展開し、6月11日には「ライチ香るルイボスティー」を新発売した。

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