年間通して記念事業実施へ 三重県政150周年、推進会議が初会合

【県政150周年記念事業の取り組みの方向性を確認する出席者ら=県庁で】

 三重県は26日、部局長らでつくる「県政150周年記念事業推進会議」(26人)の初会合を開いた。県政150周年に当たる令和8年は年間を通して記念事業を実施するなど、取り組みの方向性を決めた。

 県によると、同年は四半期ごとにテーマを設け、県の魅力を体感できる特別展示や体験教室を開催。市町や企業とのコラボ企画も実施する。来年4月18日の「県民の日」から12月まで事業をPRすることも決めた。

 年度内に3回の会合を開く予定。7月までに各部局で事業内容の検討を進め、11月ごろに事業を選定する。事業は県民の郷土愛や誇りを次代につなぐため、子どもたちを中心とした県民参加型とする方針。

 本部長の一見勝之知事は「県には全国に誇れる歴史や文化がある。魅力をアピールできる施策を考えてほしい」と指示した一方、事業名は「県誕生150周年の方が子どもたちには分かりやすいと思う」と指摘した。

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