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尾花沢市の「おくのほそ道尾花沢そば街道 ゆう遊三味会」(高橋晃治会長)は28日から、雪室で寝かせたそばで打った「雪蔵そば」を市内の加盟9店で提供する。関係者による食味会が25日夜、同市の柏屋で開かれ、雪でうま味を増したそばを堪能した。
ソバは多種交配を防ぐため高地栽培した原種最上早生(わせ)を使い、約1.8トンを雪室で3カ月間ほど寝かせている。温度と湿度が安定した条件下で保存すると、風味や甘みが増すという。
食味会には25人ほどが参加し、好評だった。高橋会長は「暑さで昨年の収量は3割ほど減ったが、ソバの質は上々。甘みと風味、香りもいい」と話した。雪蔵そばは売り切れ次第終了となる。