【早出し】アランマーレ、上山で強化合宿開始 SVリーグ勝ち抜く体力づくりに励む

強化合宿に入ったアランマーレ山形の選手たち=上山市・蔵王坊平アスリートヴィレッジ

 今年10月に開幕するバレーボールの新たな国内トップリーグ「SVリーグ」に参入する女子のプレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)は26日、上山市の蔵王坊平アスリートヴィレッジで強化合宿に入った。新リーグを勝ち抜くための体力づくりに取り組み、同日、報道陣に練習を公開した。

 合宿は選手13人が参加して30日までの5日間の日程で行い、基礎体力づくりに注力する。初日はパスやサーブ、スパイクの基本的な練習を行った後、ランニングの間に血液検査をして乳酸のたまり具合を確認し、各選手に合ったトレーニング方法を確かめた。就任10季目の北原勉監督は「日本人選手の巧みさと外国籍選手の豪快さを併せ持つ、昨季よりもう1段階上の『ネオアランマーレ』を目指す」と語り、外国籍選手を獲得する見込みだと明かした。

 木村友里主将はVリーグ1部に昇格したものの全敗に終わった2023~24年シーズンを振り返り「特に後半はあと1点、2点のところで負けるケースが多かった。接戦の中で勝てる力を付けていきたい」と語った。日本人選手の中で最も長身の184センチで、新加入のインディグウェ・シンディ・千想夢は「ブロックで相手に圧力をかけるという自分の役割を果たしてチームに貢献する」と意気込んだ。

 チームは7月5~7日に石川県で開かれる「V・サマーリーグ女子東部大会」に出場し、10月12日に開幕するSVリーグに臨む。

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