米ボーイング、中国への旅客機納入を再開=関係筋

Allison Lampert

[シアトル/ワシントン 26日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは、中国当局の調査によって数週間中止されていたワイドボディ旅客機の中国への納入を近く再開する。関係筋が明らかにした。

旅客機「787」と「777」は数日中に納入される見通しで、「737MAX」の納入は早ければ来月再開する予定。

中国への納入は、中国民用航空局(CAAC)による操縦室ボイスレコーダー用電池の調査が原因で遅延している。

納入遅延と工場での生産急減が重なり、ボーイングのブライアン・ウエスト最高財務責任者(CFO)は5月、第2・四半期のキャッシュバーン(現金燃焼)が第1・四半期並みか「それより少し悪くなる可能性がある」と述べていた。

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