29日にかけ土砂災害の恐れ 松山気象台が注意呼びかけ

 県内では29日にかけて土砂災害の恐れがあるとして、松山地方気象台は27日、注意を呼びかけた。

 気象台によると、梅雨前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、28日夕にかけて大気の状態が不安定となる見込み。これまでの大雨で地盤が緩んだ所があり、4月の豊後水道を震源とする地震で揺れの大きかった地域は少雨でも土砂災害が発生しやすくなっている。

 28日にかけて断続的に雨が降り、28日未明から昼前には局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込み。発達した雨雲が停滞した場合は警報級の大雨となる可能性がある。

 県内で予想される24時間降水量は多い所で、28日正午まで120ミリ、その後29日正午まで60ミリ。

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