「五輪経済」も過熱の一途、マスコットの8割が中国製

パリオリンピックのマスコットの80%が中国製で、そのほとんどが義烏で生産されています。

7月26日のパリオリンピック開幕が近づく中、「五輪経済」も過熱の一途をたどっています。世界最大の雑貨卸売市場として知られる中国東部にある義烏国際商貿城ではさまざまなスポーツ用品の注文が増え続けており、世界各地のバイヤーがこのビジネスチャンスに、スポーツウェア、サポーター、応援グッズなどの事前仕入れのため義烏を訪れています。

パリオリンピック組織委員会の統計によると、パリオリンピックのマスコットの80%が中国製で、そのほとんどが義烏で生産されています。そのほか、関連の旗やストラップ、スポーツウェアなどの「応援グッズ」も続々と海を渡ってフランスに運ばれています。義烏では、独自デザインの「爆発的ヒット」商品も次々と登場し、デザイン、素材、製造などの各段階で独創性に工夫が凝らされており、中国製の魅力をアピールしています。

現在、義烏には世界100以上の国と地域の1万5000人以上の海外バイヤーが常駐し、「一帯一路」を通じて海外とつながっており、貿易先は既に世界230以上の国と地域に及んでいます。義烏税関の統計によると、今年1~5月の義烏のスポーツ用品・用具の輸出額は41億元(約900億円)で、44.4%増加しました。(提供/CRI)

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