税金還付...なりすまし詐欺200万円、郡山の60代被害

 郡山市の60代男性から25日、「税務署と銀行員を名乗る男から電話があり、お金を振り込んでしまった」と郡山署に届け出があった。男性は現金約200万円をだまし取られており、同署は「なりすまし詐欺」事件として調べている。

 同署によると、14日午前11時ごろ、男性方に税務署職員を名乗る男から「重複した税金を還付する。普段利用している銀行名を教えてください」と電話があり、男性は情報を教えた。

 18日午前10時ごろには、銀行員を名乗る男から「税務署から依頼があった件について手続きを進めます」と電話があり、男の指示に従ってATMを操作し、現金を振り込んだという。その後、不安に思った男性が税務署に相談し、被害が判明した。

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