提携先チョンブリ2部降格が後押し?G大阪、タイ代表MFフリー獲得に興味か

チャナロン・プロムスリケーオ 写真:Getty Images

タイ2部降格のチョンブリFCと提携しているガンバ大阪。明治安田J1リーグ第20節終了時点で3位と優勝争いを繰り広げる中、チョンブリFCからタイ代表MFチャナロン・プロムスリケーオを獲得する可能性があるという。

現在23歳のプロムスリケーオは、左利きの攻撃的ミッドフィルダーであり、2018年にチョンブリのトップチームへ昇格。2021年夏にはスペイン4部ADウニオンへ期限付き移籍したが、リーグ戦で7試合のスタメン出場に終わり、わずか1年でチョンブリに復帰。2022/23シーズンはタイ1部リーグで25試合の出場で3ゴール1アシストと結果をの残すと、翌2023/24シーズンはスタメン出場27試合で5ゴール7アシストをマーク。攻撃陣の中心選手として活躍も、チームは2部降格という結果に終わった。

2022年9月にタイA代表デビューを飾り、今年1,2月開催のAFCアジアカップでも2試合に出場していたプロムスリケーオ。同選手の去就について、タイのサッカー専門サイト『Talungbathai』は今月26日に「G大阪はプロムスリケーオの獲得を真剣に検討している」とリポート。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手とチョンブリの契約期間は今月末までであるため、移籍金ゼロでの獲得が可能だという。

一方、本人はシーズン終了直後、チョンブリの2部降格を受けて「降格の責任は僕にある。チョンブリの1部復帰に貢献したい」と語った模様。『Talungbathai』は「彼がG大阪へ移籍しない場合は、来季もチョンブリでプレーするだろう」と綴っている。

2023/24シーズン途中まで手倉森誠氏(元V・ファーレン長崎、ベガルタ仙台監督)の指導を受けていたプロムスリケーオ。MFスパチョーク・サラチャート(北海道コンサドーレ札幌)やMFエカニット・パンヤ(浦和レッズ)など、タイ代表選手のJリーグ挑戦が相次いでいるだけに、ステップアップ移籍を視野に入れている可能性が考えられる。

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