8人が死亡した松本サリン事件から27日で30年です。献花台には犠牲者を悼み住民などが訪れています。
松本市北深志にある公園に献花台が設けられ、朝から住民などが花を手向けていました。
ここは、1人が亡くなった会社の寮の跡地です。
30年前の6月27日発生した松本サリン事件。オウム真理教の信者によって、住宅街に猛毒のサリンがまかれ8人が死亡、600人以上が重軽症を負いました。
当時、警察は第一通報者の河野義行さんの自宅を「被疑者不詳」のまま殺人容疑で家宅捜索。犯人扱いする報道も相次ぎ事件報道の在り方も問われました。
■上司を亡くした松本市民
「もう言葉にならないです。言葉にならず、ただただ、手を合わせるだけでした」
町会として献花台を設置するのは初めてで、町会長の男性は「30年という節目に事件について考えてほしい」と話していました。
