明八ゴルフ部  男子団体30年ぶり全国へ  高校生ら「緑の甲子園」に挑む 八王子市

全国大会に挑む男子団体メンバーら

「明八」の愛称で知られる戸吹町の明治大学付属八王子中学・高等学校(林健司校長)のゴルフ部が、8月3日(土)から栃木県で行われる全国高等学校ゴルフ選手権大会(以下「全国大会」)の男子団体戦に出場する。同選手権は高校野球でいう「甲子園」に相当する大会。同校が団体として出場するのは30年ぶりだという。

中高共通、男女混合の部活である同校ゴルフ部。「生涯スポーツであるゴルフで大会出場レベル(110ストローク)以上」を目指し、練習に励んでいる。曜日によって校内練習と校外とを分け、校内では打球練習やランニング、筋トレ、校外では西寺方町の打球練習場などで汗を流す。

全国大会への切符がかかる関東高等学校ゴルフ選手権大会(以下「関東大会」)には、今まで2年連続で出場するなど、安定した技術を有している男子団体。「今年こそは全国に」という思いを抱き、5月の東京都大会を勝ち進み、6月6日・7日に栃木県で行われた関東大会に出場した。

「緑の甲子園」と呼ばれる全国大会に進めるのは上位13校。同部男子団体は合計スコア468で13位に滑り込み、30年ぶりに団体での全国大会出場権を獲得した。ある部員の保護者は「(14位校のスコアと比べ)1打が明暗を分けた。それだけシビアだった」とメンバーの健闘を称える。

都代表選手も

関東大会に出場したメンバーは、部長の岡悠太郎さん(高校3年生)、長谷川拓斗さん(同)、須藤晶さん(同)、中原拓飛さん(同)、村山拓海さん(1年生)の5人。

団体戦は5人が登録でき、上位3人のスコアの合計で争う。誰か1人が好成績でも全国大会への出場が叶わず、チーム全員の総合的な技術力・精神力が試される。メンバーの一人、中原さんは一昨年と昨年、男子個人の部で全国大会に出場している。また、昨年9月に鹿児島県で行われた特別国民大会の少年男子団体に東京都代表メンバーとして出場し優勝を獲得しており、活躍に期待がかかる。

8月に控える全国大会は、栃木県サンヒルズカントリークラブで7日間繰り広げられる。

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