インドネシアのデータセンターにサイバー攻撃、44政府機関に影響

[ジャカルタ 26日 ロイター] - インドネシア情報通信省当局者は26日、同国のデータセンターがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)型のサイバー攻撃を受け、出入国管理局を含む44の政府機関が影響を受けたと述べた。

出入国管理業務が混乱したほか、主要空港の運営に数日間影響があった。

出入国管理局や投資調整庁など5つの機関のデータは復旧し、政府は残りの39機関のデータ復旧に取り組んでいる。

主要データセンターを運営する同国通信大手テルコム・グループ幹部は情報通信省との共同記者会見で、国民のデータは安全だとして不安の払しょくに努めた。

情報通信省は今週、攻撃者は「ロックビット3.0」というランサムウエアを使用して身代金800万ドルを要求したが、政府はこれを拒否したと発表していた。

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