帰還した無人月面探査機「嫦娥6号」、北京に空輸されサンプル取り出し完了―中国

中国の無人月面探査機「嫦娥6号」は26日、北京航天科技集団五院に空輸され、サンプルの保管容器と搭載物の取り出し作業が行われ、重要技術指標の完成状況も検証されました。

中国の無人月面探査機「嫦娥6号」の帰還機は25日午後、内蒙古自治区四子王旗の予定エリアに正確に着陸しました。同帰還機は26日、北京航天科技集団五院に空輸され、サンプルの保管容器と搭載物の取り出し作業が行われ、重要技術指標の完成状況も検証されました。

作業員は、帰還機の表面処理を行った後、帰還機の蓋を開け、サンプルを取り出し、密閉タンクに保存して引継ぎました。作業時間は約50分でした。

帰還機から取り出されたのは、嫦娥6号が月の裏側でスコップ採取とドリル採取の2種類の方法で入手した貴重な月のサンプルです。

現場では、月探査・宇宙プロジェクトセンター、地上応用システム、探査機システムの代表者が引継ぎ書に署名しました。今後、計画に基づき、後続のサンプル保管、分析、研究関連作業が行われます。(提供/CRI)

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