アメリカのパンク・バンド、X、8月にラスト・アルバムを発表

70年半ばに米ロサンゼルスで結成されたパンク・バンド、Xが、8月にラスト・アルバムをリリースし、秋にフェアウェル・ツアーになると言われている<THE END IS NEAR: SMOKE & FICTION>を北米で開催する。

バンドは今週、通算9枚目にして最後となるアルバム『SMOKE & FICTION』を8月2日にリリースすると告知し、新作からのリード・シングル「Big Black X」のミュージック・ビデオを公開した。

北米ツアーは7月6日に開幕し、10月30日までに37公演を開催予定。

Xは1977年に結成され、1980年にザ・ドアーズのレイ・マンザレクがプロデュースしたファースト・アルバム『Los Angeles』を発表。1984年にリリースしたチップ・テイラー作の楽曲「Wild Thing」のカヴァーは、映画『メジャーリーグ』(1989年)でチャーリー・シーン演じるリッキー・ボーン選手が登板する際のテーマ曲として使われたほか、プロレスラーの大仁田厚の入場曲ともなった。

バンドは80~90年代にメンバー・チェンジや活動休止期間もあったが、1999年からはオリジナル・メンバー4人(John Doe、Exene Cervenka、Billy Zoom、D.J. Bonebrake)に戻り活動を続けている。

Ako Suzuki

© BARKS, Inc.