新卒が仕事中に「ハーゲンダッツ」を食べていた! ある程度の間食は許可されているけれど、「仕事中にアイス」はさすがにNG? 注意点もあわせて解説

仕事中の間食にはどのような効果があるのか?

仕事中に小腹がすいたときには、ちょっとしたお菓子などをつまんで空腹を満たしたいものです。間食のし過ぎは太りやすくなるなどのマイナスイメージもありますが、仕事中の間食にはプラスの効果も期待できます。

仕事中の間食の効果について見ていきましょう。

集中力がアップして生産性が上がる

小腹がすいた状態で仕事をすると、頭が回らなかったり、空腹が気になったりします。その状態で仕事をしていては、100%のパフォーマンスを発揮できないこともあるでしょう。

間食をすると糖分が補給され、疲れた脳をリフレッシュできます。そのため、間食前よりも集中力がアップし、生産性も上がることが期待できます。

仕事の区切りが付けやすくなる

仕事をずっとしていても、長い間集中力を持続することは簡単ではありません。とはいえ、なにかの区切りがないとだらだらと集中力を欠いた状態で仕事を続けることも考えられます。

間食をするとタスクを細かく分けられ、「ここまで終わったらいったん間食を取ろう」などと、メリハリを付けた仕事がしやすくなるでしょう。

同僚とのコミュニケーションが良くなる

間食はコミュニケーションツールとして使える場合もあります。例えば、自分が飴を口にする際に、同僚におすそ分けをすることもあるかもしれません。その場合、会話のきっかけになる、お互い飴をなめながらリラックスした状態で会話できるといった効果が期待できます。

間食のマナーとは? アイスクリームはマナー違反? 休憩扱いで減給になることは?

仕事中の間食は仕事を効率的にするような効果もありますが、いくつか気をつけたいマナーもあります。例えば、においの強い食べ物や、食べる際に大きな音が立つような食べ物は周りに不快感を与えかねないためNGです。

また、手が汚れてしまうような物は、その後会社のパソコンなどを触ることを考えると避けたほうが良いでしょう。

アイスクリームは、これらのマナー違反に該当するかというと、基本的には該当はしないでしょう。そのため、就業規則や職場のルールなどで禁止されなければ、「ハーゲンダッツ」をスプーンで食べていても問題ありません。

とはいえ、あくまでも仕事中ですので、急に「今から打ち合わせだからすぐ会議室に来るように」などと言われると、アイスが溶けてしまう場合もあるでしょう。

なお、あまりに堂々と食べていると、休憩扱いで減額になるかもと不安になる人もいるかもしれませんが、基本的にはそのようなことはありません。労働時間とは、「使用者の指揮命令下に置かれている時間」のことです。

いくら堂々と間食をしていたとしても、上司の指示があればすぐに仕事が始められたり、電話がきたら出られる状態だったりする場合は、休憩扱いで減額になることはないでしょう。

まとめ

仕事中に「ハーゲンダッツ」を食べていたとしても、においや音などで周囲に迷惑をかけなければNGとはなりません。とはいえ、就業規則で禁止されている場合や、「間食は片手で食べられる物に限る」などというルールがあれば従う必要があります。

また、アイスを食べていると急な打ち合わせなどで対応が難しいこともあるかもしれません。ルール上は問題ないとしても、場合によっては問題がある点などをそれとなく伝えてみても良いでしょう。

出典

厚生労働省 労働時間の考え方

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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