東京都東村山市で「デジジョ」急増中のワケとは?渡部尚市長が明かす戦略(YouTube番組「首長と〇〇やってみた」要約テキスト版)

選挙ドットコムは全国の市長や町村長などの「首長」が自治体をPRするために様々な企画に挑戦する新たなYouTube番組「首長と〇〇やってみた」を配信開始しました。

2024年6月10日に公開された動画では、ゲストに東京都東村山市の渡部尚(わたなべ・たかし)市長が登場。東村山市を世間にアピールした志村けんさんに関するエピソード、DXへの展望などに関してMCを務める滝本沙奈アナウンサーが伺いました。

東村山市は志村けんさんの故郷!駅前にはフォトスポットも

東村山市は、武蔵野大地のほぼ真ん中に位置。盤石な地盤、安心な土地柄に加えて、都立公園の八国山緑地がある緑と自然に恵まれている都市なのです。

志村けんさんや、お笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さんの出身地としても広く認知されています。

人気コメディアンたちが世に出る理由を問われると、渡部市長は人情味があり真面目な方が多いことを理由に挙げ、「志村さんのギャグを見て、元気をもらえた」という声が市役所に今も寄せられるといいます。滝本アナも「穏やかな土地が温かい人柄を育むのかな」と印象を語ります。

東村山駅東口には1976年に植樹された3本のけやき「志村けんの木」、その隣にはひと際目立つ「志村けんの像」が。この像は2020年に志村さんが亡くなられた後、東村山市と市民・青年会議所が協力して銅像設置に向けたクラウドファンディングで寄付金を募集して実現しました。全国から約6000人、3200万円の寄付が集まったといいます。像の後ろに描かれた志村さんの顔写真はよーく見ると、その寄付者から集めた写真で作成した「モザイクアート」で描かれています。

この銅像の志村さんは着物を装い、あごの前に腕を突き出す代表的なギャグ「アイ―ン」のポーズをとっています。

渡部市長「色んなギャグポーズがあるが、一番親しまれているのが『アイ―ン』
滝本アナ「これをやらないと始まらないですよね」

滝本アナの呼びかけで、志村像を真ん中にして3ショットで「アイーン」。「東村山市に来たらここで1回やっていただければと思います」と笑顔を見せました。

また駅周辺では現在、西武新宿線の連続立体交差事業が進行中。5カ所の踏み切りを除却して、自由に通行できるようにするのが主な目的で、西武線では多摩地域で初の連立事業となります。東口の再整備と再開発も行い、賑いと活気を作ると渡部市長は話していました。

渡部市長「志村けんさんもいらっしゃいますし、これから街が大きく発展する可能性を秘めているということで、是非いろんな方に一度お越しいただけるとありがたいと思っております」

独自の地域デジタル通貨「アインPay」

次のロケ先は、東村山市役所。「ちょっとした森に建っている市役所」と渡部市長が説明するのも納得できる、自然豊かな雰囲気いっぱい。

昨年、内閣府から多摩地域で初めて「SDGs未来都市」と「SDGsモデル事業」のダブル採択をされた東村山ならではといえます。

東村山では持続可能で誰1人取り残さない市を目指して、経済・社会・環境の3側面、3分野で新たな価値を創造するような独自の事業を展開。昨年の12月には、東村山市独自のデジタル地域通貨「アインPay」を立ち上げました。

滝本アナ「ここで聞くと、先ほど聞いた『アイ―ン』がよぎりますが?」渡部市長「(アイーンと)語感は似ているのですが、地域愛のアイとコインのインで『アイン』。伸ばさないというのがミソです」

実際に「アインPay」を使って、大きなフルーツわたあめを滝本アナにごちそうしてくれました(※滝本アナは東村山市民ではありませんので、公職選挙法違反には該当しません)。「アインPay」で支払うときに、子供たちの声で「アイーン」と音が鳴るのが、可愛らしくて楽しいですね。

渡部市長がお絵描きに挑戦!公式キャラの採点は?

今回の「首長と〇〇やってみた」。〇〇に入る言葉は、お絵描きです。

滝本アナ「市長、絵心はいかがでしょうか?」渡部市長「絵心ないんで、怯えているんですけど(苦笑)。何でも受けて立とうじゃないかという心意気だけで絵を描きます!」

特別ゲストには東村山市の公式キャラクター、けやきから生まれたけやきの妖精「ひがっしー」が登場。2014年に東村山市政の施行50周年を記念して、全国から寄せられたキャラクターデザイン2000通の中から市民投票で選ばれたキャラクターです。渡部市長の絵を「◯」「✕」でジャッジしていただきます。

最初の絵のお題は、「東村山市のおすすめの食べ物」。渡部市長が描いたのは、東村山名物の黒焼きそばでした。

市内にある「ポールスタア」という地ソースメーカーが開発したソースで作られたのが、この黒焼きそばといいます。

「原料がイカスミと黒酢を使っているので黒いんですが、見た目ほどエグくない非常にまろやかでマイルドな美味しさが味わえます」と渡部市長が絶賛するのですから、食べに行く価値があるのでは。

ひがっしーの判定は「◯」!やや甘口ともみえる採点に、渡部市長もほっと胸をなでおろします。

続いてのお題は隣にいるひがっしーの似顔絵。隣を見ないで描いたとは思えない、特徴を捉えた作品に仕上がりました。

「見慣れていますので」と渡部市長は謙遜。ただ、ひがっしーの判定は「✕」!髪の毛を描き忘れたので、ひがっしーは少々ご機嫌ななめなご様子でした。

最後に、ひがっしーからの総評は「◯」!絵が不得意と語っていた渡部市長の健闘をたたえました。

女性のデジタル人材の育成事業を推進

東村山市は今年の4月1日に、市政がスタートしてから60周年の節目を迎えました。「昨年のSDGsを柱に持続可能で誰一人取り残さない東村山市を市民の皆さんと力を合わせてつくっていきたい」と力を込めて語る一方、「時代の変化に合わせて街づくりをしていかないと取り残されてしまう恐れがあります」と懸念します。

こうした中、東村山市が力を入れているのが「市内の中小企業のDX推進事業」です。

DX化のノウハウ不足などの悩みを抱える中小企業に対して、東村山市が窓口となってITコンサルタント会社「株式会社フォーバル」からデジタルの専門家を派遣してもらい、企業ごとに効果的な解決策を提示してもらう「伴走型支援」を展開しています。2023年度は10社を支援。今年度は20社を選定して支援を広げる考えで、DXへの取り組みに余念がありません。

実際、DXとの向き合い方がわからなかった中小企業において、業務の効率化や生産性向上などの成果も表れているそうです。

並行して、なかなか難しいデジタル人材の確保にも力を入れていると渡部市長。東村山市では女性の就労支援の一環として、株式会社フォーバルさんにご紹介いただいた株式会社MAIAの協力のもと女性のデジタル人材の育成事業にも積極的です。

自宅でのオンライン学習を活用できる同事業には昨年度、30名の応募枠に80人近い応募がありました。

自宅におけるオンライン学習で、高い水準のデジタル人材としての力をつけた方々は、すでに就労して活躍し始めていると成果は上々。

渡部市長「中小企業のデジタル化、DXを推進するとともに、地域で就労や所得のアップを希望している女性層をデジタル人材として育成して、うまくマッチングできるようになるといいなと

滝本アナ「東村山市では、リケジョ(理系女子)ならぬデジジョ(デジタル女子)が増えているわけですね。自然の豊かさとデジタルの推進の2つが共存しているのが今の東村山市の魅力と感じました」

最後に、「緑とにぎわい、そして笑顔つながる東村山というのが、将来に向けての都市像。これからもSDGsを街作りの基本に据えながら、持続可能で誰ひとり取り残さない、みんなが笑顔になれる街を目指して頑張っていきたい」と語る渡部市長の表情からは、並々ならぬ決意が表れていました。

動画本編はこちら!

誰一人取り残さない東村山市!カギは「中小企業DX」と「デジジョ活躍」!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

「首長と〇〇やってみた」では今後も多くの自治体を紹介してまいります。
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