在香港日本国総領事館が香港返還記念日に伴う注意喚起発出

日本国駐香港総領事館(資料)=本紙撮影

 在香港日本国総領事館(管轄地域:香港及びマカオ)は現地時間6月27日午後、現地在留邦人向けの一斉メール配信(領事メール)を通じて香港返還記念日に伴う注意喚起を行った。

 同館では、7月1日(月)は香港特別行政区返還記念日にあたり、現時点では、特段の抗議活動の報道等は見受けられないが、当地ではイベント等が予定されていることから、当日外出等をする場合は、以下の点に留意してほしいとした。
(1) 最新の治安情報を入手し、外出先の安全を確かめるよう努める。外出中は周囲への警戒を怠らないようにする。
(2) 抗議活動や衝突等の場に遭遇した場合は決して不用意に近づかない。その様子をスマートフォン等で撮影したり、個人のSNSで発信する等の行為も不用意に行わない。
(3) 万一、警察側に身分確認等を求められる場合に備え、外出時には香港ID等の身分証明書を携帯する。
(4) 不審物や所有者が明らかでない物には近づかない。
(5) 万一、トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに同館(電話:852-2522-1184)に支援を求める。

 その他の参考情報として、安全対策等については同館ホームページに掲載の「香港安全の手引き」及び「香港安全の手引き[別冊]~緊急事態への対応編~」を参照できることも併せて紹介された。

 同館では、2日前(25日)にも蘇州日本人学校関係者の刺傷被害事案に伴う現地在留邦人向けの注意喚起を発出している。

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